
『渋響pH3.0』。
当日はまさかの雪。
車で来るお客さんや移動するアーティストの心配が
よぎりましたが、
始まれば雪化粧した別世界の信州の山の温泉の雰囲気が
いつにも増して美しい
ほんとに別世界というのが相応しい風景になっていました。

温泉たまご型のしぶざるくん。
金具屋九代目のデザインで、
人形作家でもある十三世ひしや寅蔵さんが造形し、
プラモ世代の青年部がレジンキャストで増産した、
世代を超えた作品!!
これはそのうちコレクターも現れる気もします。

どこから見ようかな〜
メイン会場の臨仙閣は昭和9年築、今はもう営業していない幻の戦前の温泉建築。
『渋響』はじめ、渋温泉で繰り広げられる若者向けイベントの時だけ復活します。
内部は遊郭風あり、蔵の街風ありの不思議な温泉建築。
ライヴは地下の竜宮城のようなラウンジの奥にある大広間で行われます。

オープニングのトークショーに続いてのライヴは
mergrim+ Kazuya Matsumoto。
morph勢が大活躍!

なんと安田寿之+PsysExのジョイントが
実現。夢の競演。


花井裕一郎さんの作品。
長野県でただ一人の桐箱職人と
道具が醸し出す音と技が時を刻む。
コンコンと響く音がほんとにそこで職人さんが
黙々と作業しているかのような空間に。

宮下ちとせさんの切り絵アニメーション「the shore」
湯上がりにほっこり幻想的な空間。
布団も添えてどことなく淫媚な空間。

十三世寅蔵さんがアーティストとしても参加。
フェルトによるカエルの作品
「渋響カエル玉」
部屋にはどこからともなくカエルの鳴き声がこだまして、
アンビエントな世界が展開してました。
そして温泉。
渋響名物、臨仙閣の地下にある名湯・由良の湯への
東京食堂による映像インスタレーション。

湯上がりに大広間でライヴを聴くも良し、
各お部屋でまったりするもよし。

風船の海は湯あがりに心地よくかなり好評。

「おぼろ御膳」の間。

大広間のライヴの合間には
Majio+宮下ちとせ+北島 千夏子(コンテンポラリーダンス)
のビジュアルと、
Firo+星憲一朗(snoweffect)+柳平淳哉(いろのみ)
との部屋sessionも行われました。

今回はもう縦横無尽の大活躍のDJ蟻こと有朋さん!
morph勢はほんとに大活躍でした。
蟻さんの活躍なくして渋響pH3は語れません。
選曲もライヴも素晴らしい。

ご存知、クラムボンのmitoさんのdot/i.o
この日のために全曲新曲(!)
という素晴らしいライヴでした。
かくして渋響pH3.0一日目のプログラムは終了。
みんなで温泉街へ繰り出して飲んだり、各自部屋にもどって飲んだり、お湯に入ったり。
雪の渋温泉の夜は更けてゆくのでした。
(二日目に続く!)
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