そして2日目も快晴。
「おくのほそ道田植えライヴ」の決行です。
今年は気温が低く、全面田植えは無理という結果に。
東多賀の湯の社長さんにちいさな田んぼを代かきしてもらって、
田植えだけは出来る様に準備してもらいました。
そして姥の湯から田植えライブの行われる史跡尿前の関へ出発。
旅の中で旅をする鳴響。
遠足状態。
今年の森繁哉さんのパフォーマンスは「舞踏の道行〜奥へ、奥へ、細道を」。
鳴子温泉から尿前の関へ向かう中で、
どこかで芭蕉の精霊となった旅人の森さんが現れるという設定。
農家の玄関近くで芭蕉の精霊となった森さんは水路の水を汲み頭から被り、水路の水を本気で飲み干しているのが見えた。
その姿を見た時、こんな綺麗なギターのアンサンブルではダメだと思った。
そしてセッションメンバーで急遽話し合い、覚悟を決めて糸魚さんと「森さんの踊りを破壊しよう」と決めた。
森さんの踊りを破壊する覚悟を決めた我々は糸魚さんとじゃいさんの電子音でその破壊の瞬間を探ることに全霊で集中した。こうして農家は芭蕉の精霊となった森さんを自分達の音楽で煽るという、今までの我々では考えられない真剣勝負に出る場となったのだ。そしてしっかり森さんはそこに応えてくれた。
農家、電子音、芭蕉の精霊、民謡、窯神様。それが凄まじい緊張感でしっかりと成立していた。そこには奇跡的という言葉はなく、完全に自分達と森さんが作り出している確かな手応えを感じていた。
後から打上げの席で森さんに「破壊しようとした」ことを白状すると、
んだな、んだな、と笑っていた。
ソーラーが仕組まれた囲炉裏。
お昼には田植えなどこの地域の「結」の行事で出される
「きなこごはん」のおむすびが。
おむすびは文字通り田植えを手伝ってくれた人達との
縁をむすんでいくための食べ物なのでした。
残念ながらちいさい田んぼしか間に合いませんでしたが、
田植えもやりました。
そして3年ぶりに復活した鳴子御殿湯駅でのいろのみライヴ。
今回はMarinさんも加わっての演奏。
涼音堂に新たな表情が加わったなー
と感慨深し。
実はCoupieといろのみが出会ったのが
第一回目の『鳴響』での鳴子御殿湯駅ライヴ。
演奏中のいろのみにギターを片手にyukkiが飛び入りしたのがきっかけでした。
今年の御殿湯駅ライヴでは
その時の寸劇が再現(笑)
まさにお湯の縁が繋ぐ『鳴響』
ふさわしいエンディングでした。
帰りたくない気持ちは皆同じ。
それでも電車は時間通りに来てしまう。
鳴子御殿湯駅ライヴがなんとも切ないのは
やはり駅が別れの場所だからでしょうか。
別れは縁の終わりではなく、始まりにすぎない。
そしてまた縁に誘われて鳴子温泉にやってくる日を待ちこがれる日がはじまるのです。
そして番外編。
同じく初回の『鳴響』から参加していた藝術家の椎名勇仁さんから、
同じく初回の『鳴響』でyukkiが演奏したディジュを手渡され、
初回の『鳴響』と同じトンネルでの演奏が。
なんですかこのドラマは(笑)
かくして『鳴響pH4.0』終幕。
まさに温泉街にいろんなドラマを巻き起こしたファンタジーでした。
PsysEx糸魚さんに、
渋響から鳴響までの流れは
「星さんと出会ってからの集大成だった」と言われ本当に感慨深かった。
京都と電子音楽という所から、
自分達の手で音楽を続ける仕組みを作り出すという所から、
とんでもないところに辿り着いたものだ。
いろいろやりきった感。
みんなおつかれさまでした。
「おくのほそ道田植えライヴ」の決行です。
今年は気温が低く、全面田植えは無理という結果に。
東多賀の湯の社長さんにちいさな田んぼを代かきしてもらって、
田植えだけは出来る様に準備してもらいました。
そして姥の湯から田植えライブの行われる史跡尿前の関へ出発。
旅の中で旅をする鳴響。
遠足状態。
今年の森繁哉さんのパフォーマンスは「舞踏の道行〜奥へ、奥へ、細道を」。
鳴子温泉から尿前の関へ向かう中で、
どこかで芭蕉の精霊となった旅人の森さんが現れるという設定。
旅人は実は芭蕉の精霊。
まさに能みたな世界。
そして芭蕉の精霊あらわる。
今年の『鳴響pH4.0』今年のハイライトは
やっぱりここでの芭蕉の精霊となった森さんとの真剣勝負にあった。
農家に近付いて来る森さんに、
我々はギターの静かなアンサンブルで待ち構えていた。
今までの我々なら森さんの足を引っ張らないように合わせて
ゆったりファンタジックに仕上げねば
とか思っていたところだが、その日は違った。
まさに能みたな世界。
そして芭蕉の精霊あらわる。
今年の『鳴響pH4.0』今年のハイライトは
やっぱりここでの芭蕉の精霊となった森さんとの真剣勝負にあった。
農家に近付いて来る森さんに、
我々はギターの静かなアンサンブルで待ち構えていた。
今までの我々なら森さんの足を引っ張らないように合わせて
ゆったりファンタジックに仕上げねば
とか思っていたところだが、その日は違った。
農家の玄関近くで芭蕉の精霊となった森さんは水路の水を汲み頭から被り、水路の水を本気で飲み干しているのが見えた。
その姿を見た時、こんな綺麗なギターのアンサンブルではダメだと思った。
そしてセッションメンバーで急遽話し合い、覚悟を決めて糸魚さんと「森さんの踊りを破壊しよう」と決めた。
森さんの踊りを破壊する覚悟を決めた我々は糸魚さんとじゃいさんの電子音でその破壊の瞬間を探ることに全霊で集中した。こうして農家は芭蕉の精霊となった森さんを自分達の音楽で煽るという、今までの我々では考えられない真剣勝負に出る場となったのだ。そしてしっかり森さんはそこに応えてくれた。
農家、電子音、芭蕉の精霊、民謡、窯神様。それが凄まじい緊張感でしっかりと成立していた。そこには奇跡的という言葉はなく、完全に自分達と森さんが作り出している確かな手応えを感じていた。
後から打上げの席で森さんに「破壊しようとした」ことを白状すると、
んだな、んだな、と笑っていた。
ソーラーが仕組まれた囲炉裏。
お昼には田植えなどこの地域の「結」の行事で出される
「きなこごはん」のおむすびが。
おむすびは文字通り田植えを手伝ってくれた人達との
縁をむすんでいくための食べ物なのでした。
残念ながらちいさい田んぼしか間に合いませんでしたが、
田植えもやりました。
そして3年ぶりに復活した鳴子御殿湯駅でのいろのみライヴ。
今回はMarinさんも加わっての演奏。
涼音堂に新たな表情が加わったなー
と感慨深し。
実はCoupieといろのみが出会ったのが
第一回目の『鳴響』での鳴子御殿湯駅ライヴ。
演奏中のいろのみにギターを片手にyukkiが飛び入りしたのがきっかけでした。
今年の御殿湯駅ライヴでは
その時の寸劇が再現(笑)
まさにお湯の縁が繋ぐ『鳴響』
ふさわしいエンディングでした。
帰りたくない気持ちは皆同じ。
それでも電車は時間通りに来てしまう。
鳴子御殿湯駅ライヴがなんとも切ないのは
やはり駅が別れの場所だからでしょうか。
別れは縁の終わりではなく、始まりにすぎない。
そしてまた縁に誘われて鳴子温泉にやってくる日を待ちこがれる日がはじまるのです。
そして番外編。
同じく初回の『鳴響』から参加していた藝術家の椎名勇仁さんから、
同じく初回の『鳴響』でyukkiが演奏したディジュを手渡され、
初回の『鳴響』と同じトンネルでの演奏が。
なんですかこのドラマは(笑)
かくして『鳴響pH4.0』終幕。
まさに温泉街にいろんなドラマを巻き起こしたファンタジーでした。
PsysEx糸魚さんに、
渋響から鳴響までの流れは
「星さんと出会ってからの集大成だった」と言われ本当に感慨深かった。
京都と電子音楽という所から、
自分達の手で音楽を続ける仕組みを作り出すという所から、
とんでもないところに辿り着いたものだ。
いろいろやりきった感。
みんなおつかれさまでした。