April 2011 Archives

今年、震災前に中東の民主化を見て世界が変わっているのを実感して
皆で興奮してみていました。

その中でもいちはやく民主化革命を果たしたチュニジア。

チュニジアはローマ/カルタゴ時代からの温泉国で、
涼音堂では前大使に温泉つながりのご縁がありました。

そんなチュニジアからは以前学生さんが石巻にホームステイをしてお世話になったそうで、
大使館より石巻に支援活動をしに行きますというお知らせを受けとりました。

チュニジアの新政府は日本での活動を東北復興支援からはじめたいという話でした。

石巻は涼音堂茶舖のCoupieのyukkiくんがいる街。
この機会に普段個人単位では送れない支援物資を送れないか画策。

吉祥寺のお店にもいろいろ声をかけてみました。

中でもいつもお店でBGMとしてCDかけていただいてる
フィンランドカフェmoiの岩間さんが手を挙げて下さいました。

どういう支援方法がいいか、岩間さんと頭を捻った末
お店とお客さんとで、ひと口500円で業務用物資を共同購入するという方法をあみ出しました。

目標は60口。

温泉にも声をかけ、
渋温泉の青年部ともyukkiくんのいる石巻へ支援しようと即決。

かくして、『渋響』のちゃりたま温泉たまごの売り上げは
全額支援物資となって石巻市の避難所へ直接寄付されました。
赤十字経由よりもこっちが早いと判断しました。

長野の渋から業務用の食糧を届けるのは時間がかかるので、
すぐに送れるものを探しました。
ちょうど避難所では紙コップと紙皿が大至急の不足品ということで、
『渋響』のちゃりたま温泉たまごの売り上げは
紙皿を1070枚、紙コップを500個となり避難所へ送ってもらう事に。

一方吉祥寺にフインランドカフェmoiのほうでも、
twitterとブログで呼びかけてたところ沢山のご賛同をいただき、
60口の目標がその日のうちに120口集まってしまいました。
moiさんで集まった物資はカフェmoiのブログ にリストがあります。

かくして支援物資が大使館経由で石巻へ。

ishinomaki01.jpg

Coupieのyukkiくんによると
クスクスなどチュニジア料理の炊き出しや、学用品やおもちゃのプレゼントもあり
石巻の皆さんも喜んでいたとのこと。

4/15は「日本とチュニジア連帯の日」と制定されたそうです。

フィンランドカフェmoiさんはその後この方式でお客さんと
宮城県山元町へ学校備品を贈ったりしています。

温泉つながりからこういう形でご縁が出来て行くことを不思議に思います。


石巻での支援活動のようすはこちらから。
日本国際芸術文化協会のブログ
在日チュニジア大使館








4/26は歴史的な日となりました。

「被災地に足湯を運ぶ」という相談を
渋温泉青年部の関さんから受けたのは確か19日のことだった。

ap bank fesで被災地である岩手県大槌町へ、
渋温泉の足湯の出前をするために、渋温泉のお湯を運ぶのだとか。

「足湯は一日で使い切ってしまうので、
東北近辺の温泉で補給出来ないか」 という相談でした。


それはもう、鳴子温泉でしょう!!

と早速『鳴響』でお世話になってる姥の湯旅館と大沼旅館とに相談。

姥の湯若女将のさおりさんも、大沼旅館の大沼さんも
すぐに動いて下さり、OKの返事をいただきました。

中でも大沼さんの動きはすさまじく早かった(笑)

山形の肘折温泉、秋田の秋の宮温泉とも話しをつけてくださり、
山形ー秋田−宮城の三県連合で動く体制まで整えてくれてました。

大沼さん、こういうことになるとほんとさすがだなあ。、、、

こうして、遂に『鳴響』の鳴子温泉と『渋響』の渋温泉がつながったのです。

ほんとに歴史的な日となりました。

渋温泉から岩手県大槌町までトラックで渋温泉のお湯を運び、
大槌高校前で足湯の出前をする金具屋九代目・和樹さんと多喜本の宗陽さん。
その夜は大沼旅館へ宿泊することに。


翌朝朝6時から温泉を東鳴子温泉の源泉を組む渋温泉の宗陽さんと和樹さん。

その歴史的瞬間


もー我々から言う事はなにもありません。

そして、再び大槌町へ。
かくして大槌町へ、渋温泉の青年部の手で東鳴子のあの不思議なお湯が
足湯の出前として届けられたのでした。

以前からの我々のささやかな「目標」のようなもの、
それはいつか鳴子温泉と渋温泉をつなぎ、温泉と温泉をつないでいくことでした。

渋温泉の青年部の古くからの町のしくみはきっと鳴子にも参考になるし、
鳴子の湯治場のあの感じは渋温泉の皆さんにもきっと何かのヒントになると思ったのです。

そうして点は線になり、線が面となって列島をあたためていく。
「鳴響」「渋響」を通して、そんなイメージを持ってました。

それがこんな形で実現するとは、ほんとに感無量でございます。


x2_5ade343.jpg足湯を終え、
石巻に立ち寄った宗陽さんと和樹さん!!

途中の道ではずいぶん怖い思いもしたそうです。

余ったお湯をゆっきくんのドラム缶風呂に。。。


*撮影:yukki(Coupie)


いやほんと、ゆっきくんも泣いて喜んでましたよ。
この日家族で大泣きしたそうです。
こっちも皆でもらい泣きしてました。(笑)


この二日間の模様は金具屋のブログにて。
金具屋九代目への道



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『渋響pH3.0』にspoon.編集部が取材に入り、
記事がspoon.別冊「キモノガール」に載りました。

8Pの特集ですよ。















spoon.

『渋響pH3.0』二日目

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shibu3_kamishibai01.jpg
渋響二日目は、
ご存知渋温泉の名物おばあちゃん
松田れい子さんの紙芝居からスタート!

ほんとに渋響全プログラムを通して、
いちばんお客さんが入るのが
松田れい子さんの紙芝居なのでした。いやホント。

渋温泉でも最長老のれい子さん、今年でなんと97歳!

shibu3_kamishibai02.jpg紙芝居の音楽はいろのみの柳平君。
世紀のコラボ。








shibu3_roji.jpgそして「路地の駅」もオープン。
今年の「路地の駅 渋饗」は地ビールDJバー
GOLD RELAXと須賀川はやそば保存会の
二本立て。

GOLD RELAXは地元のお隣、安代〜金倉地区の
酒屋さん、よーすけ君を中心とした青年部チームです!!

地ビールはもちろん、野沢菜の信州餃子、
おやきなどローカルなおやつを堪能できます。
年々グレードアップしている。







shibu3_hayasoba2.jpgそしてこちらが路地の駅のはやそば。
山ノ内の蕎麦集落須賀川地区の、
須賀川はやそば保存会はやそばガールズがおもてなし。

はやそばは地元につたわる、
そば粉を溶いただけのどローカルなおやつです。
まさに道の駅ならぬ「路地の駅」!




はやそばガールズ!

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はやそば一杯200円也!

shibu_tour.jpgそして九代目自らの案内による金具屋館内観光ツアー。
お昼の「蕎麦打ちライヴ」会場までのご案内です。

ご案内になると突然独特のご案内口調になる九代目。
一説によるとおじいちゃんである七代目金具屋平四郎さんの口調が乗り移っている(笑)のだとか。

小さい頃から見て育ったんだろうなあ。(笑)


そして今回、全編を通してハイライトの様相を呈していた渋響名物、蕎麦打ちライヴ!

shibu3_soba02.jpg須賀川地区の蕎麦打ち名人、
蕎麦工房はちのこさんと、
ライヴは糸魚健一氏を中心としたplan+eという訳で
糸魚健一(PsysEx)+星憲一朗(snoweffect)、そして
Kazuya Matsumoto、Firo、いろのみの柳平君も加わる
なんともすごい編成。




今年は常にもまして意味が解らない構図に!!

shibu3_soba01.jpg










蕎麦ゆで担当の九代目。
もちろんゆでる人もセッションの一員。


shibu_soba07.jpgshibu3_soba04.jpg









途中で肝心の糸魚さんが蕎麦を食いに行ってしまいました。
ギター弾き出すFiroさん。
ますます意味不明なセッションに。。。

実は絶品の山菜の天ぷらを揚げていたのは八代目金具屋平四郎その人でありました。

shibu3_soba08.jpgshibu3_soba06.jpg蕎麦通もうならせる須賀川そば。

堪能。






shibu3_ohyu.jpgそしてそんな
幸福な空間に
渋の象徴、渋大湯道祖神前でのライヴ。
演奏はいろのみ+haruka nakamura。

今回は磯部くんが栃木で被災してしまい、いろのみは柳平くんとharuka Nakamutaくんの編成となりました。

いい空気。

いい響き。

響き渡る渋響。








shibu3_majio.jpgそして臨仙閣のライヴも佳境。
今回は大活躍の津軽が生んだ絵師Majioくん。

なんとPsysExとのライヴペインティング。

出来上がった作品はやっぱり棟方志功やねぶたを思わせる
色彩が爆発した大作に。



shibu3_kosuke+yugiri.jpgそして臨仙閣の2F、
相澤和弘さんの道神面の間では
今年も渋の芸者さん
小助さん+夕霧さんの芸者ライヴ!
遊郭風の臨仙閣の2Fに
夕霧さんの三味線の音が響きます。

相澤さんのお面がやばすぎる。


shibu3_dadadubi.jpgそしてCoupiのcobiによるユニットdadadubi。

仙台からたどりついたcobiさんの
「迷ったけど、きちゃいました」
の一言が、ほんとにいろんな事を語っていました。






shibu3_firo.jpgそしてここでFiro登場。
『渋響pH3.0』もハイライトの様相を呈して来ます。
今回は新曲も披露。







shibu3_ironomi.jpgそしてラストはいろのみ+haruka nakamura。
さらにmergrimも登場しての一大セッションでした。







shibu3_kiyari.jpgかくして今年の渋響pH3.0も
最後の恒例の木遣り唄。

毎年なぜか「渋響」開催時に赤ちゃんが生まれる渋温泉。
今年は金具屋九代目の和樹さんが
昨年生まれた桜ちゃんを抱いて出演。
1歳から97歳まで、実に年齢差97歳の
電子音楽イベントはこうして無事閉幕したのでした。。


そしてこれで渋響は終わらなかった。
最後にお知らせ。
この日、PAを担当するRadio Freedomの青猫さんにお子さんが誕生しました。(笑)

PENT9587.jpg

『渋響pH3.0』一日目

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shibu3_01.jpgおかげさまで無事終了した長野県渋温泉での
『渋響pH3.0』。

当日はまさかの雪。

車で来るお客さんや移動するアーティストの心配が
よぎりましたが、
始まれば雪化粧した別世界の信州の山の温泉の雰囲気が
いつにも増して美しい
ほんとに別世界というのが相応しい風景になっていました。




shibu3_shibuzarutamago.jpg今年のチケットは
温泉たまご型のしぶざるくん。

金具屋九代目のデザインで、
人形作家でもある十三世ひしや寅蔵さんが造形し、
プラモ世代の青年部がレジンキャストで増産した、
世代を超えた作品!!

これはそのうちコレクターも現れる気もします。









shibu3_03.jpg『渋響pH3.0』会場でもらえるパンフレット。
どこから見ようかな〜








メイン会場の臨仙閣は昭和9年築、今はもう営業していない幻の戦前の温泉建築。
『渋響』はじめ、渋温泉で繰り広げられる若者向けイベントの時だけ復活します。

内部は遊郭風あり、蔵の街風ありの不思議な温泉建築。
ライヴは地下の竜宮城のようなラウンジの奥にある大広間で行われます。


shibu3_mergrim.jpgDJ蟻さんのDJと
オープニングのトークショーに続いてのライヴは
mergrim+ Kazuya Matsumoto

morph勢が大活躍!





shibu3_TY+PsysEx.jpgそして渋響ならではのライヴ。
なんと安田寿之+PsysExのジョイントが
実現。夢の競演。







shibu3_02.jpg大広間から2Fにあがると、それぞれの部屋には幻想的なインスタレーション作品となってます。








shibu3_yuichirohanai.jpg小布施の映像作家、
花井裕一郎さんの作品。
長野県でただ一人の桐箱職人と
道具が醸し出す音と技が時を刻む。
コンコンと響く音がほんとにそこで職人さんが
黙々と作業しているかのような空間に。




shibu3_chitose.jpgこちらは長野のアーティスト、
宮下ちとせさんの切り絵アニメーション「the shore」

湯上がりにほっこり幻想的な空間。
布団も添えてどことなく淫媚な空間。





shibu3_torazo.jpgそして今年は「ひしや寅蔵」の
十三世寅蔵さんがアーティストとしても参加。

フェルトによるカエルの作品
「渋響カエル玉」

部屋にはどこからともなくカエルの鳴き声がこだまして、
アンビエントな世界が展開してました。



そして温泉。
渋響名物、臨仙閣の地下にある名湯・由良の湯への
東京食堂による映像インスタレーション。

shibu3_yura.jpg今回の作品は「ザバザバ」と「モワモワ」。
湯上がりに大広間でライヴを聴くも良し、
各お部屋でまったりするもよし。 


















shibu3_namigoto.jpg長野在住の作家ごとうなみさんの作品「繋ぐ」

風船の海は湯あがりに心地よくかなり好評。







shibu3_ts.jpgこちらは東京食堂の作品
「おぼろ御膳」の間。













shibu3_majiosession.jpgMajio作品「群像:臨:渋」

大広間のライヴの合間には
Majio+宮下ちとせ+北島 千夏子(コンテンポラリーダンス)
のビジュアルと、
Firo+星憲一朗(snoweffect)+柳平淳哉(いろのみ)
との部屋sessionも行われました。



shibu3_ari.jpg大広間ではライヴも佳境。
今回はもう縦横無尽の大活躍のDJ蟻こと有朋さん!

morph勢はほんとに大活躍でした。
蟻さんの活躍なくして渋響pH3は語れません。
選曲もライヴも素晴らしい。





shibu3_mito.jpgそして大広間のトリを務めるは
ご存知、クラムボンのmitoさんのdot/i.o 

この日のために全曲新曲(!)
という素晴らしいライヴでした。








かくして渋響pH3.0一日目のプログラムは終了。
みんなで温泉街へ繰り出して飲んだり、各自部屋にもどって飲んだり、お湯に入ったり。
雪の渋温泉の夜は更けてゆくのでした。
(二日目に続く!)


東日本大震災を経て、渋響を経て。

東北にゆかりの深い涼音堂茶舖も
ここまでほんとにいろいろありました。

なかでも石巻在住のCoupieのyukkiは津波に遭遇し、
彼自身壮絶な体験をブログに綴っています。
Yukki's FOOTMARKS 「明けない夜はない、陽はまた昇る」

『渋響』も三回目。
思えば震災当日から『渋響pH3.0』までの期間は
首都圏や日本がいちばん混乱していた時期にあたり、
果たして開催出来るのか、当日地震が来たらどうするか、
開催数日前まで最後の最後の可能性のひとつまで議論を積み重ねました。

地震の余波で奥信濃の栄村方面にも大地震が起き。
そもそも地震が来たら臨仙閣は大丈夫なのだろうか。

ガソリンも流通しなくなりました。
そもそも渋までたどりつけないんじゃないだろうか。

状況は常に流動的で、
ご心配をおかけしたお客様の皆様には、
本当に申し訳なく思います。

『鳴響』『渋響』のスタート以来、
我々が温泉から教えられてきたのは

「温泉は古来、打ちのめされた時や弱った時に立ち直る力を与えてくれる場であった」

という概念です。

人間に立ち直る力、生き返る力を与えてくれる温泉は
まだまだ東北や山の奥にはしっかり生きていて、
そういう温泉と未来的なことが出来ないだろうか。

そんなコンセプトのもと進められて来た
宮城県鳴子温泉の『鳴響』と長野県渋温泉での『渋響』。

と、温泉街にもまたもうひとつの震災の影響がふりかかっていました。
渋は今回の一連の震災を通してもほとんど揺れなかったのですが、
それでも地震でキャンセルが相次ぎ、
温泉街としても壊滅的な状態になっていたのです。

渋温泉の青年部の皆さんと、アーティスト一同
難問にぶつかるたび皆その立ち位置を確認し、
何度も不可能になりそうになりながらも開催にこぎつけました。

こんな時だからこそ、『渋響』はやらなくてはならない。
今こそ温泉地の「生き返る力」を発揮せねば。

今回本当に力になってくれたmorphレーベルチームとharuka nakamuraくん。

mitoさんも全曲新曲で臨んでくれるというお知らせが届く。

小布施の映像作家にしてテラソ図書館長、花井裕一郎さん。

そして長野の作家さんチームの中核となっていただいた映像作家宮下ちとせさん。

驚くべき臨仙閣へのとけ込み方を見せた相澤和典さんの道神面に
ごとうなみさんのインスタレーション。

津軽が生んだヴィジュアルアーティストmajioくん。

そして今年はアーティストとして参加していただいた
「ひしや寅蔵」の十三世寅蔵さんの素晴らしい作品。

今年で97歳!の松田れい子さんの紙芝居、

そして渋温泉の芸者衆である小助さん+夕霧さんの芸者ライヴ。

蕎麦集落須賀川のはやそば保存会チームに、
蕎麦打ちを指導してくださったはちのこの皆さん。
路地の駅のGOLD RELAXチーム。

そして渋温泉旅館組合青年部と涼音堂のアーティスト面々。

ふたをあけてみれば昨年以上のお客さんに来ていただき、
雪の温泉街には、浴衣で行き交うお客さんの姿が展開していました。

はやそば。
浴衣で行き交うお客さん。
「路地の駅」のおやきと信州餃子の地ビールDJバー。
そばうちライヴ。

Coupieのcobiさんがギリギリで仙台からガソリンを入手し、
なんとか臨仙閣にたどりついた時には、お客さんと全員で喜びあいました。

とりわけ、今回の『渋響』は特別な幸福感がありました。

節電もなにも、戦前の建築で長い間使われていなかった臨仙閣は
ドライヤーとか使うとブレーカーが飛ぶのです(笑)。
前回まではそれこそ、細心の注意で電源の配分をやってました。
足下の安全のための照明はLEDにしてみたり、
それでもリハ中には何度も電源が飛んだり。

今回はストーブを主力にしてみたり、
スタッフは温泉のお湯で湯たんぽ作って暖をとったり、
最初からエネルギーというものにいろいろ考えざるを得ない渋響でもあったのです。

そしてやはり、『渋響』を開催させる原動力となっていたのは
石巻で津波に遭遇したCoupieのyukkiくんの存在だったと思います。

実際1Fが水没しつつ、彼は90歳のおばあちゃんをかばって
自宅の2Fで救助を待っていて、寒中水泳をして食糧を取りに行ったり、
皆でツイッターで常に励ましていた状態でした。

水がひいて助かった報告を聴くまでは本当に生きた心地がしなかった。

そんな訳で、今回の『渋響pH3.0』には出演出来なかったものの、
Coupieはあの場にいた皆の中での主演を果たしていました。

スタッフ出演者の皆様、ほんとにおつかれさまでした。
そして大変な時期に『渋響pH3.0』にご来場いただいた皆様、
開幕出来たのも事故も無く無事閉幕出来たのも皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。



今回の大震災に遭われました全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
東北の温泉と地域の一日も早い復興を心よりお祈りしております。






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